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「プリアリアチアナチャクラ・カンプチア」とはカンボジア王国の正式名称です。 長・・・ちなみに、日本は世界で一番短い国名の一つです(JAPAN)。 さておき、カンボジア2日目。ホテルの朝食もおいしくて、問題なし。というかこんなに安い料金で新築ホテルで、こんな朝食いただいていいのかな?と思ってしまいます。それだけカンボジアの物価が安いのだろうと思います。 今日も朝から遺跡探索です。 まずはプリア・カン。プリア・カンは「聖なる剣」という意味。この寺院もヒンズーと仏教が融合した寺院と言われてます。写真はヒンズー教の「天地創造」のお話に出てくる「乳海攪拌」という場面を再現した神と阿修羅の綱引きの場面。 そして門の近くには「ガルーダ」がいました。いわゆる鳥人間。日本の天狗のモデルとも言われているそう。これも長くて面白いお話がありますのでこちらを参考に。 この寺院の特徴は建築構造がほかの遺跡と変わっています。こちらは遠近法を使って寺院を大きく見せた造り。建物自体に遠近法を使っているのがユニークですね。進むにつれ回廊が小さくなっていきました。 そして円柱の二階建て構造もこの寺院の特徴だそう。確かにこの2階建て構造はどうやって積み上げられたのか、当時の作業の大変さは計り知れません。 遺跡の近くには採石場はなく、昔の人たちはシェムリアップ郊外の山まで石を採って遺跡を運び、積み立てていきました。その労力と王様の権力はすごかっただろうなと、ただただ、びっくりするばかり。 次の遺跡はニャック・ポアン。湯治として使われた沐浴場。名前は「絡み合う蛇」という意味で、確かに写真を見るととぐろを巻いている感じ。マッサージの神様とか、いろんな神様の彫刻が見られて面白かったです。 遺跡ばかり続くと、もう遺跡は・・・と少し思うようになります。そりゃあ3時間も美術館にいたら絵画を一生懸命見ても集中力が続かないのと同じ。ガイドさんが丁寧に話しても思わず聞き流してしまうのも事実。 だけど、どの遺跡もまったく同じじゃなくて、全然違う遺跡ばかり。建物の構造自体はもちろんのこと、一つ一つ彫刻や像の表情が違うし、いろーんな物語や王様神様がいるのです。それがわかり始めるとどんどんはまってくる。 そして次は人気の高いタ・プローム寺院。カジュマルの木に侵食された遺跡です。木が遺跡を侵食する理由は石と石の隙間に湿気があるからで、そこに根が張るのです。自然の驚異をまざまざと見たというか、植物も生きるためのすべを必死で探しているというか。カジュマルの木が遺跡を半壊した、ほぼ全壊した部分もあり、ガイドさんも「終わってますね」とコメントしてました。なかなか見ごたえのある寺院です。 そしてこちら根っこの間から顔を出している観音菩薩の顔。これは自然が作ったものかそうでないかはわかりません。だけどそれを信じることが大事なんですね。 こうしてカンボジア2日目の半日は終了。 1日のうちにお昼の休憩を挟むので1日がすごく充実します。 2日間いただけなのに、4日くらいいた感じ。 シェムリアップはそんなゆったりさがあります。 それがカンボジアの魅力なのかも。
by hucali
| 2007-03-15 00:09
| 旅。
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